位置情報アプリが不安になる理由
位置情報は、住んでいる場所や通っている場所、行動の習慣まで推測できる情報です。そのため、使い方を知らないままアプリに預けるのは不安に感じて当然です。
不安の中身は、おおむね次の3つに分かれます。
- 知らない人や友達に、今いる場所が見られてしまうのではないか
- 自宅や職場が特定されるのではないか
- いつまで保存されるのか、消せるのか分からない
どれも、アプリの作りによって大きく変わります。位置情報を使うアプリがすべて危険というわけではなく、見るべき点を知っていれば区別できます。
「記録」と「共有」の違い
位置情報アプリで最初に区別したいのは、記録と共有です。
記録は、自分の移動や立ち寄り先を自分のために残すことです。共有は、その位置を他の人に見せることです。同じ位置情報を使っていても、危険の大きさは大きく違います。
共有にも幅があります。「今いる場所がリアルタイムで見える」ものと、「あとから振り返れる記録の一部だけが見える」ものでは、見える情報の重さがまったく別です。アプリの説明を読むときは、まず誰に何が見えるのかを確かめましょう。
安全を見分けるチェックリスト
アプリを入れる前に、ストアの説明やプライバシーポリシーで次の点を確かめてみてください。
- 共有の範囲 現在地をリアルタイムで他の人に見せる機能があるか。ある場合、見せる相手を自分で選べるか
- 生の位置データの見え方 友達や他の利用者に、座標や移動経路がそのまま見えないか
- 保存期間 詳しい位置データを、どのくらいの期間保存するか。期間が書かれているか
- 許可の取り方 位置情報の使い道を説明したうえで、自分が許可したときだけ記録が始まるか
- 位置情報の使い道 広告や、知らない人への表示に使われないと明記されているか
- 削除のしやすさ アカウントと関連データを、自分で削除できるか。手順が分かりやすいか
プライバシーポリシーが見当たらない、保存期間や使い道があいまいなアプリは、慎重に選んだほうがよいでしょう。
自宅・職場周辺の扱い
位置の履歴で特に気をつけたいのは、自宅や職場の周辺です。毎日同じ場所に長くいるため、履歴から住所や勤務先を推測されやすいからです。
アプリによっては、こうした場所の近くを自動でぼかして表示するなど、特定されにくくする工夫をしています。確かめたいのは、自宅や職場の正確な位置が、他の利用者から見えない作りになっているかどうかです。説明に書かれていない場合は、問い合わせて確認するのも一つの方法です。
端末の設定でできること
アプリ側の作りに加えて、スマートフォンの設定でも自分を守れます。
- 位置情報の許可は、「常に許可」ではなく「アプリの使用中のみ許可」を基本にする
- 使っていないアプリの位置情報の許可は、設定から外す
- 位置情報の許可を求められたときは、使い道の説明を読んでから選ぶ
常に記録したいアプリだけ「常に許可」にして、それ以外は使用中のみにしておくと、意図しない取得を減らせます。許可はあとからいつでも設定で変更できます。
Wityの場合
Wityは、歩いた道や立ち寄った場所を、自動で1日のカードにまとめるアプリです。位置情報の扱いは、次のように設計しています。
- 現在地を友達にリアルタイムで見せることはしません
- 承認した友達にも、座標や移動経路は見せません。見えるのは、一緒にいた時間などの集計情報だけです
- 自宅や職場として登録した正確な位置は、端末の中にだけ保存します
- 詳しい位置データは、原則として取得から7日後に削除します
- 位置情報の記録は、使い道を確認して許可したときにだけ始まります
詳しい取り扱いは、プライバシーポリシーに書いています。位置情報は、広告や知らない人への表示には使いません。
まずは自分だけの記録として、一日を残してみたい方は、Wityの紹介ページをご覧ください。